このページでは、まさに「ワキガ対策完全版」と言えるような、ワキガ対策のすべてをご紹介させていただきます。
私自身、中学生からワキガに悩みましたので、これまで色々調べましたし、様々な対策も行ってきました。手術も経験しています。
ワキガは本当につらいですよね。
自分のつらい経験から、自分と同じようにワキガで悩む人に、少しでも役に立てる情報を発信したいというのがこのブログ「ワキガステーション」を立ち上げたきっかけです。
「ワキガで悩んでいる人に向けて正しい情報、適切な対策を書きたい」
これがこのブログのコンセプトです。
手術をしてワキガを治してからも、ワキガのことを調べることは止めませんでした。
そうしてようやく私が書きたかった、ワキガに悩む方に対してお伝えできる記事をまとめることができました。
ワキガの臭いの原因から、対策や治し方のポイント、そしてどう1日を過ごすことがワキガの対策になるのかという具体的で実践的な方法までを書いています。
・そもそもワキガってどういう臭い?定義はあるの?
・自分は本当にワキガ?確認する方法はある?
・最近臭いがきつくなってきた気がするけどワキガは悪化することある?
・できれば自宅で自力で治したいけど方法はある?
・効果のある制汗剤やデオドラントを知りたい
・病院での治療は手術以外ない?治療すれば本当に治る?
以上のように、ワキガ対策についてかなり深く紹介していますので、ワキガに悩むすべての人に対して参考にしていただけるはずです。
目次を見て必要な箇所だけ見ていただいてもヒントがあるかもしれません。
少しでも気づきや参考になれば幸いです。
ワキガについて
ワキガ対策を説明する前に、ワキガとはどういったものかという点をご説明します。
意外と知らない方も多いので確認してみて下さい。
ワキガ臭の仕組み
私たちが汗が出る汗腺は2種類あり、エクリン腺とアポクリン腺があります。
そのほとんどはエクリン腺ですが、脇の下やへその下や股間付近、足の裏など、特定の場所にアポクリン腺が存在します。
アポクリン腺から出る汗の特徴は、タンパク質や脂分や糖分などの成分が含まれているということです。
ワキガの人とそうでない人の違いはアポクリン腺の数です。アポクリン腺の数が多い人がワキガです。
アポクリン腺からの汗だけで臭うわけではありません。
肌や脇毛、衣類には細菌がついています。その細菌と汗が合わさり、分解が進むことによって臭いがします。
栄養素が含んでいるアポクリン腺から出る汗は、細菌にとっては絶好のエサとなります。
その汗と細菌の量が多いほど臭いがきつくなりますので、その2つを対策することこそが、ワキガ臭を抑える方法と言えます。
ワキガは体質であり遺伝で決まる
ワキガそのものは体質であり、アポクリン腺の数は生まれつき決まっています。
そうです、ワキガかそうでないかは生まれながらに遺伝で決まっているのです。
遺伝子は当然親から受け継ぎますが、どちらかの親がワキガの場合は50%、両親ともにワキガであれば80%の確率で子供に遺伝することになります。優性遺伝であり、隔世遺伝することもあることがわかっています。
私も初めて知った時は遺伝するということも、その高い確率にも驚いたことを覚えています。
子供に高確率で遺伝することを考えると、人によってはかなり深く悩んでしまうこともあります。
ワキガはどんな臭い?
臭いは主観ですので、感じ方は人によって様々ですが、多くの人は鼻にツーンとする臭いであることを表現することが多いです。
例えば、
・玉ねぎの臭い
・えんぴつのような臭い
・ネギ臭い
・洗濯バサミのような臭い
など様々です。
ワキガと年齢の関係
アポクリン腺の数が多いことが臭いの原因になることは説明しましたが、生まれてすぐにワキガの臭いがするわけではありません。
理由は幼い頃は、アポクリン腺が活発に働かないためです。
アポクリン腺が成長、また活発に働くようになるのは思春期頃になります。10歳前後くらいから高校生くらいまでの間でワキガの臭いを強くさせます。
体の機能的な面で言えば、18歳頃から20歳前半くらいが臭いのピークであり、その後徐々に弱まっていくのが通常です。
それは一概に言えません。人としての体の機能以外にも、他のことでも臭いに影響する要素はたくさんあるので、年齢だけでは説明しきれません。
ワキガの特徴と自分でチェックする方法
アポクリン腺の数が多い人がワキガですが、その数は調べることはできませんし、これがワキガであるという明確な基準や定義はありません。しかしワキガには特徴がありますので、該当するかどうかでおよそワキガの確認ができます。
①耳垢が湿っていないか?
②親や兄弟にワキガの人はいないか?
③下着やシャツなどの脇の部分が黄ばんでいないか?
④体毛が濃いか?
⑤脇汗の量が多いか?
⑥足、靴の臭いがきつくないか?
以上が自分でワキガチェックする時の確認項目です。
該当する項目が多いほどワキガの可能性は高まります。ただし自分で判断しにくいものも多いので、明確に確認したい場合は医師の診察を受けた方が良いです。
6つの項目がありますが、それぞれ補足している内容がありますので、気になる場合は参考にして下さい。
関連記事:【ワキガチェックシート】ティッシュや綿棒でセルフチェックしよう
日本人のワキガの割合と悩む理由
私もワキガであることで悩みましたが、多くの日本人はワキガの臭いに深く悩まされます。
日本人はという表現をしたのには理由があって、人種によってワキガの割合は大きく変わってきます。
私たち日本人は約10%がワキガです。
それに対して、欧米人で70%、黒人の方は100%がワキガだそうです。
つまり、世界的にみればほとんどの人がワキガであるということが言えます。
この少数であるということ自体が、日本人がワキガに対して悩む理由になっています。
もう1つは臭いに敏感であるという国民性があるからです。ほとんどの人たちが毎日お風呂、またはシャワーをしますし、汗へのケアなどの意識も高いです。
臭いに敏感だからこそ、周囲にワキガがいれば目立つということにつながります。
ワキガにはレベルがある
一口にワキガと言っても、臭いのレベル、程度は違ってきます。
軽度なワキガの場合は周りの人に気づかれることはありません。脇の下に手を入れて臭いを嗅ぐ、近づいて臭いを嗅ぐということをしないと臭わない、それが軽度です。
一方、同じ部屋にいるとワキガであることがわかる、その人が通ると臭いが残ってしまう、そのようなレベルですと重度のワキガであると言えます。
ワキガの仕組みをご説明させていただいたのでだいたい理解されていると思いますが、汗の量や細菌の数、アポクリン腺の活性度合いなどによって、臭いのレベルが違ってきます。
当然軽度の人と重度の人では対策が変わります。
軽度な場合は自分のケア次第で臭いを抑えることができますが、重度になってくると根本的な治療が必要になってくる場合は多いです。
ワキガはうつる?
ワキガはうつるということを信じている方がいまだにいるようです。
念押しとして書かせていただきますが、ワキガは決してうつりません。
汗がついても、同じお風呂に入っても、何をしてもワキガが他人にうつるということはありません。
ワキガは体質であるということは先ほどご説明させていただきました。
ただ、洗濯物の臭い、または強いワキガの臭いがその空間や布にうつってしまうということはあり得ます。
その臭いがうつること勘違いして、「ワキガはうつる」という誤った認識を持っている方もいます。
ワキガを自宅で自力で治す5つのポイント
ワキガを病院での治療ではなく、自力で対策したい、改善したいという方も多いと思います。
やはり恥ずかしいという気持ちもありますし、治療というと怖いイメージもあります。
私も長い間ワキガで悩んだ一人です。
ワキガに悩んだおかげ?で、ワキガについてのかなり詳しくなりました。実際効果があると言われるようなことを色々試しました。ワキガを自宅での治し方をご紹介いたします。
ワキガを自力で治す大きなポイントは5つです。まず結論をお伝えします。
1つ、食べ物を改善する
2つ、ストレスと疲労に注意する
3つ、積極的に汗をかく
4つ、適したデオドラント、制汗剤を使う
5つ、臭いを気にしすぎない
この5つについてそれぞれ解説させていただきます。
また、その後に1日をどう過ごすことがワキガ対策になるかを実際にみていきます。
食生活を見直すことが最大のワキガ対策
ワキガの改善、治す方法として真っ先にあがるのが食べ物です。
アポクリン腺から出る汗はタンパク質や脂分、糖質が含んでいることをご説明いたしましたが、まさに食べ物が汗の成分に大きく影響してきます。細菌は栄養がたくさんあればあるほど分解が進みます。そのことが強い臭いの原因になります。
例えば動物性の脂分の多いお肉やチーズなどのたんぱく質や、味が濃い食べ物がワキガの臭いをきつくします。
ジャンクフードやスナック菓子を良く食べる方も体臭が臭くなりやすいです。
また、お酒やたばこも良くありませんので、確実に臭いに影響してきます。
一方、梅干しやめかぶなどの海藻、トマトやブロッコリーなどの緑黄色野菜、りんごやブルーベリーなどの果物は臭いを改善する作用がある食べ物です。飲み物としては緑茶などが抗酸化作用がありますので、ワキガ対策になります。
実際に私はもともと軽度のワキガでしたが、食べ物と次にご紹介するストレスによって重度のワキガに悪化させてしまった経験があります。
ワキガ、体臭に影響する食べ物を一気にご紹介していますので、詳しくはこちらをご覧ください。
関連記事:ワキガは食べ物で改善できる?ワキガにいい食事、食生活を解説
ストレスと疲労の対処はワキガを治すのに不可欠
私はストレス、疲労によって一気にワキガの臭いを悪化させ、自分でケアするだけでは対応できなくなってしまいました。
このページを見ている方や、最近ワキガについて一層悩むようになったという方の中には、ストレスと疲労が影響すると聞いて、ピンときた方も多いのではないでしょうか。
それほどワキガの臭いを強くさせるのがストレスや疲労です。
強いストレスを感じる状態は、神経が高ぶっていることが多く、アポクリン腺を強く刺激することになります。
ワキガ臭の原因であるアポクリン腺を刺激するということは、脇から汗を増やして、臭いを劇的に変えてしまいます。私もそうでしたが、急に黄ばみが濃くなることもあります。
また、疲労が蓄積すると体内のアンモニアが肝臓で分解されなくなり、アポクリン腺からアンモニアが排出されることになります。ストレスと疲労、非常に密接に関連しているこの2つに対して対処することが重要です。
積極的に汗をかくことがワキガ対策になる
ワキガの人の多くは汗をかくと臭いがきつくなるので、日頃から汗をかかないようにしている方も多いです。
しかし、それは逆効果になってしまっているかもしれません。
日常的に全身から汗をかくようにすることで、脇の下からの汗を減らし、また汗の成分を改善することにつながります。
実は、私たちの体はいつでも全身から汗をかけるわけではありません。多くの汗腺は閉じてしまっているので、汗をかこうとしてもかけないのです。
その対策としては、有酸素運動で汗をかく、お風呂やサウナで汗をかいて、全身の汗腺を開いておくことが重要です。汗腺の訓練をするようなイメージです。
ウォーキングやランニング、スイミングなどの有酸素運動を続けることが非常に効果的です。
運動が苦手な方は、お風呂やサウナで汗をかきましょう。いずれもストレス解消や疲労回復にも効果のある生活習慣ですので、そういった意味でも継続することで大きなワキガ対策になります。
デオドラントや制汗剤を正しく使うことが大事
ワキガで悩んでいる方が真っ先に対策するのが制汗剤やデオドラントですよね。
もっと効果がある商品があれば良いなあと思いながらも、なかなか正しい知識を得ることはできないのではないでしょうか。
ワキガの臭いの原因が汗の量と菌の量を減らすことであることは説明してきましたが、この2つがしっかり作用する商品が最適と言えます。
もちろん個人差があり、合う合わないがあるので、これが絶対に良いとは一概に言えません。
市販商品が効果がないとは限らない
インターネットでワキガのことを検索していると、おすすめのクリームやデオドラントが通信販売されているのを見たことがある方も多いと思います。そこには、市販の商品では効果がないということが書かれています。しかし、それも一概にそうではありません。
もっというと、そういった少し高額の商品が効くとも限りません。
実際に私もネットで5,000円ほどの商品を購入したことがありますが、まったく効果がなかったという経験をしています。
ランキング1位などの表記があり、期待していた分深く落ち込んだことを覚えています。
具体的な商品名を出して詳しくまとめていますので参考にして下さい。
関連記事:ワキガクリームおすすめランキングと注意点【元ワキガが最強を選ぶ】
脇毛を処理することは有効なワキガ対策
脇毛を処理することがかなり有効なワキガ対策になることをご存じでしょうか。
少し臭う程度、軽く黄ばむ程度であれば、この対策で治るかもしれません。それくらい効果の高いワキガ対策です。
脇毛があることで、菌が繁殖しやすいので、臭いを強める原因になってしまうのです。
また、脇毛があるとデオドラントを塗る際に邪魔になるのでしっかりと塗れません。
処理の仕方としては、剃るか脱毛です。抜くことは逆効果になるので絶対に止めましょう。
傷つけずに脇毛をすることが大事です。正しい剃り方をまとめていますので参考にして下さい。
関連記事:ワキガには脇毛の処理が効果あり〜剃る?脱毛?切る?それとも抜く?
気にしすぎることは臭いを悪化させる原因になる
ピンときた人も多いはずです。
ワキガの臭いを気にすればするほど汗はたくさん流れ、臭いを強くさせてしまうのです。
私もひどい時は周囲に臭いに気づかれて、見られているのではないか、悪口を言われているのではないか、そう思ってしまったこともありました。トイレに何度もいき、自分の臭いを確認したり、デオドラントを何度も塗り直すなどをしました。
臭いを気にしすぎるということはアポクリン腺を活発にさせます。
つまり、ワキガ臭の原因となる汗を多く出してしまうということになります。
大事なことは、適切な対策をとることに集中して、必要以上に臭いを気にしないことです。
ワキガを治す具体的な過ごし方
ワキガを自力で治すためのポイントをご説明いたしましたが、続いてはどう過ごすことがワキガを治すことになるのかを具体的にご紹介させていただきます。実際の生活がイメージしやすいように、朝・昼・夜に分けて解説していきます。
朝に行うワキガ対策
朝食をとる
朝は比較的自分でコントロールできる時間ですので、体臭に良い食べ物をとることを意識しましょう。毎日欠かさず食べられる物が良いです。
例えばアルカリ性食品は良いですので、毎朝梅干しを食べる、りんごやバナナなどの果物を食べるようにすると良いです。他にも海藻サラダ、大豆などもとりやすいですね。
他には緑茶や紅茶などに含まれるカテキンは有効ですので、ルーティンの中に入れると良いです。
洗濯は一工夫する
菌は肌や脇毛だけではなく、衣類にもついています。衣類に菌が残っているために臭いを強くさせている可能性もあります。
重度のワキガになってくると、朝に着たときから少し臭うということもあり得ます。
洗剤で洗濯するだけではなく、重曹や漂白剤、またはお湯につけおきするなどして、臭いの原因である菌を殺菌しましょう。
ワキガに効く洗濯方法をまとめていますので参考にして下さい。
関連記事:ワキガの洗濯物の黄ばみの落とし方~原因と防止策!臭いはうつる?重曹の効果は?
シャワーをする
夜寝ている時に汗をかきますので、そのまま洋服を着ると臭いがしやすいです。
朝は必ずシャワーをして、脇の下の汗を流してから家を出ましょう。
必要以上にゴシゴシする必要はありません。丁寧に洗うのは夜にして、朝はさらっと流すだけで十分です。
ぬるめ、また冷ためのお湯にしましょう。熱いとすぐ汗が出てしまいます。
通気性の良い洋服を選ぶ
せっかく食生活や体の洗い方に気をつけても、着る服を誤ると効果は減ってしまいます。
特に下着、肌に直接ふれる衣類には注意が必要です。
通気性が良く、綺麗な下着を着るようにしましょう。下着の生地は綿がおすすめです。また、ユニクロのエアリズムなどがそうですが、天然繊維と化学繊維の良い点を合わせた生地も良いです。
日中にできるワキガ対策
こまめに汗を拭きとる
朝清潔にして、デオドラントを塗っただけでは一日臭いを抑えるのは難しいです。
日中汗をかいたらこまめにふき取り、常に清潔にすることが大事です。
この時もくれぐれもゴシゴシ擦らずに、丁寧にふき取って下さい。
乾いたタオルではなく、濡らしたタオルや汗拭きシートを使うのが良いです。汗拭きシートの中には殺菌効果のある商品もあるのでおすすめです。
また、暑くて汗をかいたときは、体が冷めてからふき取るようにして下さい。
体が熱い時に拭いてもまた汗が出てしまいます。
着替える
こまめにふき取って清潔にするのと同じで、着替えることも有効です。
できれば朝通勤してすぐと、昼前後に着替えるのが良いです。難しいようであればどちらか一回でも効果があります。
とにかく汗と菌が分解すると臭いがするので、そうならないように早い段階で着替えることが対策になります。
ランチは油っこいものや大盛りを控える
ランチは一人ではなく、会社の人と行く方も多いですよね。自分ではコントロールしにくいポイントかもしれませんが、ランチは臭いにプラスになる食べ物よりも、マイナスな食べ物を避けることを意識するのが大事です。
例えばラーメンや脂分の多い肉、ジャンクフードなどです。
私も経験がありますが、これらの食べ物が臭いに与える影響は大きいです。また、肥満も臭いを悪化させる要因になります。代謝に自信がない方は大盛りなどは控えるなどして、量にも気をつけましょう。
ストレスや緊張の時は深呼吸
ストレスや緊張をすると影響するのが自律神経です。
寝ているときも含めていつでも働いているもので、コントロールするのが困難です。
緊張時や興奮時は交感神経が活発になり、食事中や寝ているときなどのリラックスしているときは副交感神経が働きます。
ストレスが続くとなかなか副交感神経が働かず、ずっと交感神経が活発な状態になってしまいます。そうなると気分が安らぐこともなく、不眠にもなり、ストレスはたまる一方です。
仕事中にストレスや緊張するときに意識したいのが「呼吸」です。
神経をコントロールすることはできませんが、呼吸をゆっくりとコントロールすることで、鼓動や脈をゆっくりとすることができて、副交感神経を働かせることができます。
一見ワキガに関係ないと感じるかもしれませんが、交感神経が優位に働いている状態はアポクリン腺が活発に動いてしまうという関係性があります。
早く呼吸すると交感神経が、ゆっくり呼吸すると副交感神経が優位になります。
お腹から深呼吸して、ゆっくり吐くことを意識することがポイントです。
夜のワキガ対策は盛りだくさん
夕食の取り方に注意
できるだけ臭いに良い食べ物を食べて、悪い食べ物を避けるのは基本ですが、夕食で特に気をつけたいのが食べ方と食べる時間です。
早食いは避けてしっかり噛むことが大事です。消化に関わってきます。
また、睡眠をする最低2時間前、できれば3時間前には済ませるようにしましょう。消化しきれないと汗の成分に影響してきます。
運動などリラックスする時間を確保する
運動はリラックスしないという声も聞こえてきそうですが、対策のポイントのとおり、汗をかくことは非常に大事です。
理想は定期的に有酸素運動をすることです。
もう1つ、リラックスする時間を作ることの重要性は何度もお伝えしているとおり、ストレスのコントロール、ストレスを発散するためです。自分の好きなことをする時間や、汗を流してさっぱり時間を作ることはストレスをため込まないために大事です。
運動ではなくても良いので、自分がリラックスできる時間を確保することはワキガ対策になります。
入浴で疲れをとる
入浴は体を清潔にすること、汗を流すこと、疲労をとること、この3つを達成することができます。ワキガ対策にとって大事なポイントです。
お風呂の正しい順番は体をじっくり温めてから体を洗うことです。
湯船で温めて汗腺を開き、その上で体を洗うことで皮膚の奥につまっている汚れをとることができます。
逆にシャワーだけでは体の表面の汚れしか落ちません。
体の洗い方も大事です。
私もそうでしたが、つい臭いがきついとできるだけ清潔にしようと強く擦るように洗ってしまいます。擦ってしまうと肌を傷つけてしまい、さらに臭いを強くする原因となります。擦るということは、善玉菌を死滅させ、悪玉菌を増やすことにつながるからです。
また、ナイロンのいかにも痛気持ちいいタオルを使っていませんか?
肌を傷つけてしまいますので、綿などの天然素材のものを使うようにしましょう。優しく洗えそうなものですね。
そして、弱酸性の石鹸を使い、たっぷりと泡立てて、肌を傷つけないように洗って下さい。
最後にお風呂上りも重要です。
洗ってある綺麗なバスタオルで素早く乾燥させましょう。使い回しは雑菌が体についてしまいます。
正しいお風呂の入り方をまとめていますので参考にして下さい。また、汗をかくのに有効なのがサウナです。定期的にサウナで汗をかくこともワキガ対策になります。
関連記事:ワキガの改善にはお風呂が重要!正しい入浴から風呂上りのケア~シャワーだけはNG
関連記事:【ワキガ対策にはサウナが効果あり】汗臭いが改善!正しい入り方は?
十分な睡眠をとる
睡眠不足は健康はもちろん、ワキガの臭いにとっても悪い影響を及ぼします。
単純に疲労がとれませんし、不眠とストレスは密接です。
脳が疲れている状態では翌日の仕事にも影響し、悪循環を及ぼします。
十分な睡眠をとることが好循環を作る第一歩です。
お風呂は布団に入る1時間前くらいには上がるようにしましょう。
ワキガを根本的に治療するための選択肢
これまで自力でワキガの臭いを対策する方法をご紹介してきましたが、やはり治すというよりは改善する、軽減させる方法です。
自分の意識や自宅でやれる対策だけでは、完全にワキガの悩みから解放されることは難しいです。
ワキガ対策になる生活習慣にしてみたが改善されない、臭いはなくならない、もしくは根本的に治したいということを希望される場合は病院での治療が不可欠です。ここからは病院での治療についてご説明いたします。
当然病院によって可能な治療やその考え方、費用やその技術は様々です。
一般的、代表的とも言える治療をご紹介させていただき、その上で治療の選択の仕方についてを書いていきます。
ワキガの手術について
手術によってメリット・デメリットがある
ワキガの手術にはいくつか種類があり、4つの方法が代表的です。
剪除法・皮弁法、皮下組織吸引法、超音波吸引法、皮下組織削除法です。
手術の目的はどれも同じで、ワキガの臭いの原因であるアポクリン腺を排除することです。
例えば剪除法では先生が目視でアポクリン腺を見て、切り取っていく術式なのに対し、皮下組織吸引法では目視ではなく先生の感覚でアポクリン腺を吸引していく術式です。
私が手術をしたのは剪除法です。体験談をまとめていますので参考にしてください。
関連記事:ワキガを剪除法で手術した体験談ブログ~痛い?手術後や保険適用は?
ワキガの手術の種類によって、完全にアポクリン腺を排除できる成功率、再発率、傷跡や手術後の回復などに大きな違いがあります。
私はとにかくワキガを根治したかったので、剪除法によって切り取ることを選択しました。完全に回復するには1ヶ月かかりましたが、ワキガの臭いからは解放されることができました。
人によっては傷跡を気にする方や、仕事の関係であまり時間をかけられないという方もいらっしゃるはずです。
それぞれの特徴、メリットやデメリットを理解して選択することが重要です。簡単に特徴をご説明していきます。
剪除法は再発のリスクが少ないことがメリットで、傷跡が残りやすい、また手術後の回復に時間がかかるのがデメリットです。
皮下組織吸引法と超音波吸引法は、傷跡が残りにくく、手術後の回復が早いというメリットがありますが、再発のリスクが高いです。
皮下組織削除法は、傷跡も目立ちにくく、再発のリスクも少ないですが、一番手術後の回復に時間がかかります。
わかりやすくまとめているページがありますので参考にして下さい。
関連記事:ワキガ手術の4種類の特徴を比較!費用や保険、傷跡や再発のリスクは?
費用と保険適用について
平均的な手術費用としては20万円~40万円ほどです。
保険適用される手術は1つだけで、剪除法のみです。
私がお支払した金額は4万円程でした。後日健康保険組合から戻ってきた金額もあったので、実質2万円程でした。
手術以外の切らない治療について
多くの病院では、切るという手術以外にも治療方法を選択できます。
代表的な治療方法としては次の4つです。
ビューホット・・・高周波によって汗腺を破壊する治療方法です。ミラドライよりも肌を傷めるリスクがあります。30万円前後
ミラドライ・・・マイクロ波によって汗腺を破壊する治療方法です。約30~40万円
ボトックス注射・・・汗腺を細く弱らせる効果があり、3ヶ月~半年ほどもちます。注射ですので10分ほどで終わります。3~10万円
電気凝固法・・・脱毛の技術を用いて汗腺を破壊する治療です。複数回の治療を行います。30万円前後
いずれも切る治療ではないので、手術よりはリスクが低いように見えますが、場合によって痛みや腫れ、内出血などが起こります。
医師より治療に対する効果やリスクを十分に聞いた上で判断しなければなりません。
私の元同僚はビューホットを受けてワキガを治しました。
仕事にも影響せず、再発もしていません。
関連記事:ビューホット体験者のリアルな口コミブログ~痛みや術後臭、経過まで
二段階で治療を選択することも可能
治療することを決める時、病院を決める時、かなり勇気が必要な決断ではないでしょうか。
「これダメなら一生ワキガの臭いで悩まされ続ける」、そんな気持ちになる人も少なくありません。
しかし、ワキガを治すまでの方法、治療の道は1つだけではありません。
仮に思うように完治しなくても、また違う治療を行うこともできます。
例えば一度ミラドライをやってみて、完全に治らない場合は剪除法で手術をするなどです。
手術についても、1つの病院でダメな場合でも、違う病院で施術を受けられる場合もあります。
以下はワキガ手術に実績のある浜口クリニックの先生の説明です。(引用:https://www.wakiga-site.net/)
他院で手術をした方のわきが再発手術も行なっていますが、手術中確認するとやはり部分的にアポクリン腺が残っています。 浜口クリニックでは目で確かめながら確実にアポクリン腺を除去するため、通常、術後の再発の心配はありません。また。除去したアポクリン腺が再生することはありません。
病院によって技術や考え方は大きく違います。
信頼できる、納得できる病院をじっくり選ぶことが大事です。
最後に
ワキガについての説明や臭いの原因、自宅で自力での治し方、そしてワキガを根本的に治すための治療方法をご紹介してきました。
ワキガは体質という、ずっと自分についてまわる問題です。
ただあきらめずにワキガに効果のあることを継続することで、ワキガの臭いを軽減させることができます。ワキガの臭いを改善するためには生活習慣の改善が不可欠です。毎日の生活を意識することは確実に臭いに影響していきます。
私もワキガで悩みました。本当に憎むことも何度もありましたが、ワキガは治せないものではありません。
また、悩むことで得られたこともありました。
人の弱みや嫌がること、苦手なことに対する自分の気持ちが変化した気がします。人に優しくできるようになったよう感じます。それは大きな財産です。
また、ワキガを改善するための生活習慣は健康にとっても良い習慣です。
ワキガ対策を継続することは、健康な体を維持することにもつながります。
今日からできることもあるはずです。
少しずつでもいいので行動して快適な生活に近づくことができれば幸いです。
この記事を書き上げるまでにもかなり時間がかかってしまいました。
少しでも役立つブログにしたい、そう思って書いたつもりです。
その想いを一歩前進することができて嬉しい限りです。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。